剣菱|酒のラベルの独り言

木のテーブルにおかれた茶色の徳利と猪口
zaruza

五百年の歴史を背負う剣菱。
江戸の人々に愛され、動詞にまでなったその名は何を語るのか、そっと聴いてみましょう。

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剣菱ラベルの独り言|悠久の酒造りの土台は物と者

ケンビってき、ケンビってき〜。

え?知らんの? ケンビル。
剣菱を飲むっちゅうことやねん。江戸の昔から動詞になっとるんやで。

ほんでや、おまえさん、うちらのロゴの意味知っとるか?

ちゃうちゃう、ビックリマークやあらへん!
あれはな、上がおのこで下がおなごや……


ま、そういう説もあるちゅう話。

それにな、あの形、菱の端っこがキュッととがって剣みたいに見えるやろ。
せやから、うちらは剣菱名乗っとるんや。

もともとマークがあって、あとから名前がついてきたんやで。

まあええわ。
うちは創業500年、長いこと酒つくっとるけどな、大事にしとるんは米と水だけやのうて、先人の知恵や道具(物)、それを使いこなす職人(者) や。

どれが欠けても剣菱にはならへん。
とにかくまずは一献、ケンビっとき!


剣菱の基本データ

■ 産地と蔵元 

  • • 蔵元:剣菱酒造株式会社
  • • 所在地:兵庫県神戸市東灘区御影本町(灘五郷・御影郷)
  • • 創業:永正2年(1505)以前、伊丹にて稲寺屋が創業
  • • 昭和4年(1929年)に現在の神戸・御影へ移転

名称・ラベルの由来

■ ロゴマークの由来

  • • 江戸時代の文献『二千年袖鑒』に、現在と変わらぬロゴが記されている。
  • • しかし文献には「剣菱」という文字は登場しない。
  • • 江戸後期の文豪・頼山陽が「江戸で評判になるにつれ、江戸の人々が“剣菱”と呼称し、商標名になった」と記している。
  • • 飲むことで「めでたい兆し」「家運繁昌」をもたらすと言い伝えられている。

酒の心意気 

造り手と飲み手が五百年かけて積み重ねてきた剣菱の酒は、創業以来味を変えずにきた。祝いの席、覚悟の夜、人生の節目節目において、そのゆるぎなさが今も多くの人を支え続けている。


剣菱を楽しむ

剣菱の酒に見えるほのかな黄金色は、米の旨みをそのまま映した自然な色合い。
東海道五十三次にも描かれ、古くから多くの人に愛されてきた一杯を、今日もゆっくり味わいたい。

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補足 

  • けんびる:江戸時代、「剣菱を飲む」ことを意味する動詞として使われた言葉。
  • 上が男で下が女:陰陽の調和を示すような意味合いが伝えられている。
  • 稲寺屋(いなでらや):剣菱のルーツとなる伊丹の蔵元名。

参考資料

剣菱酒造株式会社
https://www.kenbishi.co.jp/

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ザルザ
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今朝、雷で目が覚めました
世界から受け取った学びや気づきを、少しずつ書き残しています。 晴れた一日になりますように。
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