ボジョレーヌーボー|酒のラベルの独り言
グラスに落ちるワインレッドのきらめきが、冬の入口をやさしく照らす。お洒落で陽気なボジョレーヌーボー。そのラベルのおしゃべりに耳を澄ましてみましょう。
※この記事には、商品紹介を含むプロモーションが含まれる場合があります。
ボジョレーヌーボー ラベルの独り言|乾杯が地球を一周する
革の香り?
舌に絡みつくタンニン?
やめてくださいよ。僕にそんな渋い褒め方、似合わないでしょう?
どうも、ボジョレーヌーボーです。
ボージュさん家の“初物”担当、今年も元気にやってます。
毎年、出来立てほやほやで飛び出してきます。
日本にも先週着いたばかり、バックヤードで今か今かと待機してたんです。
そして本日ついに迎えました。十一月の第三木曜日!
今更ですが、ボンジュール、日本の皆さん。
そもそも僕の“ヌーボー”っていうのは新しいものって意味です。ぱっと現れて、さっと消える。そういう軽やかな生き方を愛してます。
だって僕みたいに甘くてフレッシュで、そのままスイッと飲めちゃうタイプは、出来立てがいちばん美味しいのですから。
マドモアゼル!
クリスマスまで待つなんて言っていたら、ただ年を取るだけですよ!
僕はあなたのために飛んで来たのに。
世界中の人と同時に乾杯できるのは今日だけなのに!
一斉に店頭に並んだ個性豊かなボージュの仲間たち。その味わいはまるでキャンディー、ラズベリーにすみれ…。みんな目いっぱいのおしゃれをして、あなたと一緒にこの収穫を祝おうと待っているんです。
ぜひあなたの意中のボジョレーヌーボーをつかまえて下さい。
え?いつも値段だけで選んでるって?
Non, non… それだけじゃもったいないですよ。
僕らを楽しむには、ラベルをしっかり見て欲しいなって思います。
誰が、どの畑で僕らを育てたのかとかいろいろ書いてあって、名刺代わりなんです。
生産者によって、性格がぜんぜん違うんですからね。
おっと、おしゃべりし過ぎました。
せっかくいい感じに冷えていたのに、いけない、いけない。
さあ、急いでグラスに注いで!
今すぐ僕らを楽しんで!
ボジョレーヌーボーの基本データ
■産地と生産者
- • 産地:フランス・ブルゴーニュ地方南部「ボジョレー地区」。 花崗岩質の土壌で、ガメイ種の栽培に最適。 温暖で日照が多く、フレッシュで果実味豊かなワインが育つ。
- • 生産者:ワイナリー、ドメーヌやネゴシアンが多数参加。 毎年100以上の生産者がヌーボーを造り、 味の違いは“生産者の個性”で大きく変わる。
■名称・ラベル
- • Beaujolais(ボジョレー):産地名
• Nouveau(ヌーボー):フランス語で「新しい」「新酒」
• ラベルは生産者ごとに異なる。華やか・カラフル・季節感のあるデザインで、解禁日(11月第3木曜)の“お祭り感”を演出している場合が多い。
酒の心意気
華やかに登場して世界中を盛り上げ、小気味よくいなくなる季節の使者、 ボジョレーヌーボー。
透き通るワインレッドのきらめきは、春の風、夏の太陽、秋の彩をもう一度運び、冬が来る前に人々の心に元気をくれる。
世界中で同時にグラスをかかげ、今年の収穫を祝える酒はそうはないだろう。
ボジョレーヌーボーを楽しむ
ニュースレポーターの服装も冬物に変わるころ、ボジョレーヌーボーの楽しみは、待つところから始まっている。
仲間に声をかけ、とりあえず日持ちするチーズやナッツをそろえ、それから料理はどうするか。この考える時間がまた楽しい。
乾杯リレーに参加するワクワク感は、いまでも大切な要素。
来た来た来た来た!さあ、今年もボジョレーに乾杯!
→ボジョレーヌーボー(楽天)
補足
- ・ボージュ(Beaujolais):フランス・ブルゴーニュ地方の南部にある地名。中世にこの地を治めたボージュ家の名が語源になっている。軽やかでフルーティーな赤ワインで知られ、ボジョレーと同じ意味。
・ガメイ種(Gamay):ボジョレーヌーボーに使われる黒ブドウ品種。渋みが少なく、明るくフレッシュな味わいが特徴。
・解禁日(かいきんび):ボジョレーヌーボーは「11月第3木曜・現地時間0時」に解禁される。時差の関係で、日本は本国フランスより数時間早く“解禁の瞬間”を迎える国のひとつ。そのため、世界で最初に乾杯する地域のひとつとして知られ、“乾杯のリレー”が地球を巡るように楽しめる。
・ワイナリー(winery):ワインを造る場所の総称。販売もする。
・ドメーヌ(Domaine):自分の畑のぶどうだけでワインを造る生産者。販売もする。
・ネゴシアン(Négociant):ぶどうやワインを買い、自社ブランドで販売する業者(醸造する場合もある)。
