大関|酒のラベルの独り言
三百年を超えて酒を醸し続けてきた大関。その名に込めた願い、相撲との深い縁、そして庶民の酒として歩んできた歴史。
今夜はそのラベルが語る声を、そっと聴いてみましょう。
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大関ラベルの独り言|覇者を名乗る庶民の酒
どすこい!
なんで横綱やのうて大関かって?
そら昔は大関が一番えらかったんやで。
わしらは江戸の頃から酒を醸しとる蔵やけど、明治の世になって、万両から「大関」いう名に変えたんや。
この名前な、「大出来」にも通じるし、相撲では覇者を表す最高位や。
酒造りでも大関張るつもりで、この名を選んだんやで。
ほれ、横綱まで行ったらもう上があらへんけど、大関やったらまだ伸びしろもあるやろ。
相撲いうんは昔から庶民の大楽しみやさかいな。市の日ぃには土俵囲んで酒くみ交わして、町ん中がわぁーっと沸いとったんや。
相撲みたいに、酒もみんなのもんでありたい。もっと毎日気軽に楽しんでもらお思うて、わしらはワンカップも世に出したんやで。
さぁ、よう冷えた大関で一丁いっときまひょ。
大関の基本データ
産地と蔵元
- • 蔵元名:大関株式会社
• 所在地:兵庫県西宮市今津(灘五郷・今津郷)
• 創業:1711年(正徳元年)
• 創業者:初代・大坂屋長兵衛(油屋・干鰯屋などの商いを経て、酒造株を取得し清酒醸造を開始)
名称・ラベルの由来
酒銘「大関」:1884年(明治17年)、商法条例を契機に従来の銘柄「万両」から改称。
- • 「大出来」に通じる縁起の良い名
• 「覇者」を意味する語感
• 当時の相撲で最高位として扱われた“大関”の格
• 長部家が「酒造業界の大関を目指す」という願い
商標デザインの相撲モチーフ
大関の商標は、
• 横綱の注連縄
•「天下無双」の軍扇
などなど、相撲道に由来する意匠で構成されている。また1958年からは、大相撲本場所の優勝力士に大関杯(銀製の大杯)を贈呈している。
酒の心意気
旨い酒を誰もが気軽に選べるワンカップ、明日をみつめる循環型の酒造り。
いつの時代も革新と優しさの掛け算で、大関の酒は生まれる。
最強の関守が守るのは、人々の暮らしそのものなのだ。
大関を楽しむ
仕事帰り、店に寄ってカップ酒といつものつまみ。今日はちょっといい酒を選んだ。
袋にポンと入れて、家まで五分。
野球にしようか、相撲にしようか。
こんな日常が、なんだか楽しい。
→大関(楽天)
補足
横綱:もとは番付ではなく、特別な力士への称号。
注連縄(しめなわ):神聖な領域を示す縄。横綱の綱の由来。
関守(せきもり):関所・境界を守る者。
